目 的
この研究所は、“女子野球選手に適した”ケアやトレーニング、障害予防、そして野球技術等を医科学的側面から研究し、選手や保護者、指導者、専門家に情報提供・共有していくことで全ての女子野球選手に医科学的サポートが広まり長く楽しく安全に野球が続けられるようサポートしていくことを目的としております。
- 女子野球選手への医科学的サポートの研究・実践
- 女子野球選手に対する医科学的サポートの普及活動
- セミナーの開催・運営
女子野球との出会い、信念
代表の梅林遼太と申します。
私が女子野球と出会ったのは、現役でプレーしていた社会人硬式野球クラブチーム西多摩倶楽部に在籍していた時に在籍されていた女子選手の先輩がきっかけでした。その時にはあの「ナックル姫」吉田えり選手も当時高校生で私と同時に入団しました。
たまたま女子選手が数名在籍されていたため女子野球に目を向けることとなりましたが、その先輩や吉田選手はとにかく野球が好きでまさに‟野球バカ”でした。ケガをしても試合に出れなくても常に笑顔で全力で野球を楽しむ姿が印象的でした。こんな姿勢はこの人達だけだと勝手に思っていました。
しかし、、
その後女子プロ野球の試合が近くで開催されることを知り、観戦に行きました。そこで目にしたのはとても楽しそうに笑顔満点でプレーをする選手達で、NPBのプロ選手の姿をイメージしていたため衝撃を受けたのを今でも覚えております。更に理学療法士として勤務する中で、小学生の女子野球選手が来院されることが度々ありました。
やはりみな野球が好きで楽しそうに野球の話をしてくれ、野球が大好きな女性がこんなにもいるのかととても嬉しくなりました。ですが「中学は女子野球部ないから他の部活かな」と話され、なんだかとても残念な気持ちになりました。。
そこで意を決し理学療法士として女子野球界に何か力になれないかと、まずトレーナーとして関わることに決めました。ですが、女子野球に若い男性が関わることは良く思われず、女性トレーナーしか募集していなかったり、学校の部活動では学校の理事に断られ、クラブチームでは連絡を無視されることもありました。しかしその中で、ある中学軟式のクラブチームが疑いながらも話を聞いてくださるということでグラウンドに足を運ばせていただきました。そこで女子野球に何とか尽力したい想いを伝え、結果チームに迎え入れてくださいました。当時のチームスタッフの方には本当に感謝しております。
そのチームでの活動で改めて感銘を受けたのが、とても楽しそうに嬉しそうに目を輝かせて野球に取り組む姿でした。
その姿を目の当たりにし、
理学療法士として全国の女子野球選手が大好きな野球を、ケガなどで辛い思いをせず、楽しく長く安心して野球に打ち込めるサポート体制を作ることが私の夢であり、使命となりました。
この屈託のない笑顔を奪うようなことがあってはいけない。この笑顔を絶やさず後世に伝えていく。
この信念をもちながら、医学・科学の力で女子野球選手をサポートしていく所存です。
女子野球に関わる全ての皆様に女子野球選手に適した情報を伝え、皆様と共に学んでいきたいと思います。
私と共に女子野球選手の輝かしい未来を守りましょう。